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【体験談8】38歳、体外受精の成功率を見て現実を知る!
クリニックの治療成績(妊娠率・出産率)が載っている!クリニックで渡された冊子の最後に、過去の治療成績が掲載されていました。私の通うクリニックでは、妊娠率をインターネットで公開していなかったので、今回初めて知ることになったのです。
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そういうと、夫は話始めました。
成功率なんて、ただの統計
「ただの統計」?言っている意味がよく分かりません。
子宮に病気を抱えていたり、精子に奇形があったり、不妊には様々な要因がある。そういった人みんなが、がんばって治療を続けているんだ。
だからね、いろんな原因の人たちが母集団となって、そのデータを形成しているということをまずは理解すること。
けっして、全員が同じ状況ではないんだ。
コビトと同じように原因が分からない人の中には、これまで健康に気を使ってきた人、いわゆる「妊娠に良い」と言われていることをやってきた人と、やってこなかった人とが、さらに分かれることになるんだ。
だから、この20%というのはね、あくまで統計として「このくらいの年齢になってきたら、このくらいですよ」という目安の話でしかないんだ。
つまり、全員が20%の確率というわけじゃないんだよ。
もしかしてもっと高いかもしれないし、そこは誰にも分からないんだ。
なるほど、夫が「確率は統計」と言っているのが、なんとなく分かってきました。
でも、そうでない場合は、あくまで目安にしかならないんだよ。
だって、体外受精って「何歳までやらないとぜったいに妊娠できません」とかいうものじゃないでしょ。
できるつもりでやって何が悪い
「できるつもりでやって何が悪い」…。そんなこと、考えたこともありませんでした。
むしろ、38歳の私が「私ならぜったいできる」なんて思っていたら、おこがましいような気がしていました。
確率は100%と比べない
100%と比べるから悪いんだよ。
夫の話すように、ついつい100%と比べている自分に気がつきました。なるほど、少し元気がでてきました。
やっぱり気になる年齢のこと
私、もう38歳なんだよ。どうしても「できる」って信じられなくて。
私には、38歳という年齢が不利でしょうがないとしか思えませんでした。
夫はどうやって説得しようとしているのか、この時はさっぱり分かりませんでした。
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【体験談10】気になる年齢のこと。30代後半は妊娠しにくいの?
同い年でも、妊娠しやすい数値を持った人と、妊娠しにくい数値を持った人がいるんだ。年齢が同じだと、ついつい全部が同じように見えてしまって、落ち込んだり、安易に「自分はだめだ」と思ってしまうけど、そこに落とし穴があるんだよ。
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