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【体験談7】体外受精をロング法で予約。ロング法って何?
クリニックの帰り際に、受付で1枚の紙を渡されました。そこには、「ロング法で体外受精を予約しました。変更される場合は早めにご連絡ください。」とありました。
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クリニックで渡された冊子の最後に、過去の治療成績が掲載されていました。
私の通うクリニックでは、体外受精の成功率をインターネットで公開していなかったので、今回初めて知ることになったのです。
体外受精の成功率
35歳から39歳までの妊娠率は25.6%。出産率は20.3%とありました。
過去のデータを見ると、年によっては、出産率が16%という年も…。
「体外受精をすれば子供ができるだろう。」
安直にそう考えていた私は、急に現実を突きつけられる思いがしました。
20代・30代後半は高い妊娠率なのに…
私と同じ30代後半と違って、20代・30代前半は、50%、60%を超える妊娠率。
大きな差がありました。
巷でよく言われている35歳の壁を、ひしひしと感じます。
そのうえ、私は今38歳。30代後半でも後ろの方。
このクリニックの場合、集計している数値は「採卵あたり」の「妊娠率」と「出産率」。
「体外受精は3回まで」と決めた私に、不安がどんどん押し寄せてきます。
私の場合、子供を産める確率は?
3回のうち、1回でも子供を産める確率はどのくらいだろう?
出産率20%として計算してみることにしました。
【3回の体外受精で子供を産める確率】
1回目で失敗する確率=100%ー20%=80%
1回目と2回目で失敗する確率=80%×80%=64%
1回目と2回目と3回目で失敗する確率=80%×80%×80%=51.2%
1回目で成功する確率=20%
1回目と2回目で成功する確率=100%ー64%=36%
1回目と2回目と3回目で成功する確率=100%ー51.2%=48.8%
つまり、確率は約1/2。
心のどこかで、体外受精を絶対的な存在と思っていた私。
お金も時間もかけても、この妊娠率の低さ。
結婚してからずっと子供が欲しかったのに。これまでの自分に後悔ばかりがわいてきます。
夫に妊娠率・出産率を伝える
夫が家に帰ってきた頃には、確率のことで頭がいっぱいになり、どんより落ち込んだ私ができあがっていました。
確率の話?1/2ということ以外、何があるんだろう。そう思いながら、夫の話を聞くことにしました。
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【体験談9】体外受精の成功率。気にしないようにできるの?
今回の体外受精は妊娠率20%、3回チャレンジすれば1/2の確率で妊娠するって見込みなんだね。でもね、そういったものは「ただの統計」なんだ。
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