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【体験談9】体外受精の成功率。気にしないようにできるの?
今回の体外受精は妊娠率20%、3回チャレンジすれば1/2の確率で妊娠するって見込みなんだね。でもね、そういったものは「ただの統計」なんだ。
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次の日、仕事が終わって帰宅した夫は、昨日のつづき、つまり「体外受精と年齢」について話しはじめました。
30代後半は妊娠しにくいの?
そんなわけないよ。世界中の全部のデータが、高齢になると妊娠しにくいって示しているよ。
同い年でも、妊娠しやすい数値を持った人と、妊娠しにくい数値を持った人がいるんだ。
年齢が同じだと、ついつい全部が同じように見えてしまって、落ち込んだり、安易に「自分はだめだ」と思ってしまうけど、そこに落とし穴があるんだよ。
35歳以上でもたくさんの人が妊娠・出産している
そういって、夫は、調べてきたという「何歳で子供を産んでいるか」が分かる表を見せてくれました。
参照元:厚生労働省平成 30 年人口動態統計月報年計
みてごらん、30〜34歳が、いちばん多いことが分かるよね。
35〜39歳って、こんなに子供を産んでいるんだよ。
40歳以上だって、24歳以下とたいして変わらないでしょ。
だけど、世の中では「35歳すぎると妊娠力が低下する」って言われているから、急に産まれにくいように考えてしまうんだ。
たしかに、「35歳以上は妊娠しにくい」という先入観から「産まれる子供も少ない」と思いこんでいました。まさかこんなに多いとは思いませんでした。
よく分からないことだから、年齢を目安にしてしまう
だから、妊娠にまつわって「あれはいい、これはダメ」って、さまざまなことが言われているんだ。
年齢がこんなに気になってしまうのは、そのためなんだよ。
中には、コビトよりずっと大変な治療をしている人や、反対に、コビトより健康を気にしていない人だって産んでいるんだよ。
まして、昔の人を考えてごらんよ。栄養状態だって今よりよくないはずなのに、もっと高齢でも産んでいたんだ。
どうしたら年齢が気にならなくなるの?
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【体験談11】年齢を気にしないための「妊活マインドセット」
まず押さえておいてほしいことは、 「年齢が若かったら」とか、「もっと早く妊活を始めていたら」とか、そういうどうやっても変えようがないことを考えないことが大切なんだ。だって、同じ世代の人で妊娠している人がこんなにいるんだよ。
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