「体外受精なんてぜったいやりたくない。」
不妊治療をはじめたころから、ずっとそう思っていました。
まさか、自分が「体外受精」をすることになるなんて…!
その日は突然やってきた
翌日、いつも通りにクリニックを予約。
またクロミッドをもらって、いつもと同じようにタイミング法の準備をしていくのだろう。
いつもと同じように・・・。
そろそろ、次のステップに、「体外受精」に、進む時だと思います。卵子の老化が気になるし、今がタイミングかもしれないですよ。
先生の言葉に、ふいを突かれました。
そうはいっても、現在の年齢38歳。病院に通い出してから、もう1年2か月が経とうとしていました。
さて、どうしようか。
自分だけじゃ決められない。
「帰ってから夫に相談します。」と言って、とりあえずその日は帰りました。
帰り際、看護師さんから声をかけられました。
それでも、予約をとれるのは、早くて4〜5か月先だということ。
避けていた体外受精。でも本当は…
病院からの帰り道。
体外受精をすすめられた衝撃が意外に大きく、頭がボーッとしていました。
そんな中、体外受精について思いをめぐらしていました。
自分1人で考えることも、夫婦で考えることも。
不妊治療をはじめてから、「タイミング法か人工授精でぜったい子供を作る!」と意気込んでいた私。
でも、ちっともうまくいかない…。
この頃は、心のどこかでそう考えていました。
自分の意図に反して『体外受精じゃなきゃ子供できない』と思い込んでいるメンタルが、できあがっていたのです。
そんな自分がいました。
あとは、体外受精を決断するか、しないか。
そう思い、夫の帰りを待ちました。
-
【体験談2】体外受精の費用を初めて知る
体外受精をするにあたっては、避けて通れないことがありました。体外受精のお金は払えるのだろうか。そもそも費用はいくらかかるの?
続きを見る