先日、夫婦そろってクリニックで説明を受けてきたこともあり、ようやく体外受精のスケジュールが理解できたところでした。
夫から励まされ、この日、職場に体外受精をすることを話すことにしました。
不妊治療を受けることを職場に報告する
この日は、朝からソワソワしていました。
胃がキリキリしてきます。
自分の中で、話す相手は、私の不妊治療のことを知っている「直属の上司」だけと考えていました。
相談してみて、もしもっと上の上司にも話しておくべきと言われたら、その時は言うことに従おうと思っていました。
そうこうしているうち、直属の上司(グループリーダー)と、うまく2人きりになるタイミングがやってきました。
いよいよ話を切り出すことにしました。
「どうしたの?」
それで、今度、もっと高度な治療を受けないといけないことになってしまって…。
「そうなんだ…大変そうだな。がんばっていたんだね。」
そう言って、用意してきたメモを渡しました。
病院の通院回数のメモを渡す
「そうか…。」
薬や注射で体に負担がかかるので、もしかしてこの日以外にも、体調が悪くて急に休むことも出てきてしまうと思います。
「うん、うん。」
メモに目を通しながら、沈黙が流れました。
「いや、実はね、治療どうなっているのかなって思ってたんだよ。」
自分しかできないことをやる
「いや、いいんだよ。実は、僕は男だし良くわからないから、妻にも話をしていたりしたんだけど、薬で具合が悪くなったり、体に負担がかかって大変なんだって?それなのに、今度はもっと大変な治療になるんだ…。」
「言っちゃ悪いけど、こういうことって年齢もあることだよね。今がんばらないとダメなんだと思う。仕事はね、誰か別の人がやるってことができるんだよ。でも、子供のことは代わりがきかないんだ。だから、コビトさんは、コビトさんしかできないことを優先するべきだって僕は思うよ。」
「はは。そんなに気をわなくても。他の人には言いにくいだろうし、仕事のカバーは僕がするよ。それにね、思ったよりも通院って少ないんだね。丸一日休むのって、たった1日だけなんでしょ?」
そんな風に思われるとは、予想していませんでした。
「仕事ができる時間に集中してこなしてよ。それから、通院が多いからって、具合の悪い日は無理しないように。そこだけはちゃんとしてね。体が1番なんだから。」
嫌な顔をされるかとドキドキしていましたが、ありがたいことに、上司の人柄に救われました。
男性だからといって、これまで遠慮して自分のことを話せずにいましたが、思い切って相談して良かったと痛感しました。
体外受精を受けるだけといっても、病院の先生やスタッフの方、夫、職場、いろんな人のサポートがあってできるんだなということを、痛感した日になりました。
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【体験談20】体外受精に向け本格始動!点鼻薬がはじまる
今度生理がきたら、準備を進めていきましょうね。クリニックの先生から、そう言われていました。卵胞も、運動の成果か、この頃は大きく成長するようになっていて期待していましたが、今回も生理はきてしまいました。
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