「子宝神社」とか「妊活パワースポット」という言葉をよく耳にするようになりました。
実際に効果があるかは「神のみぞ知る」なんでしょうが、そういうところに行ったかどうかで自分の中の気がかりが少しでもなくなるなら、行った効果があるのかなと思います。
旅行は気分転換にもなるしストレスも減らせます。効果があるか悩むよりは行ってストレスを解消するのもいいんじゃないでしょうか。
今回は、妊活中におすすめの観光スポット「羽黒山」をご紹介します。
出羽三山神社の産道と言われる羽黒山
出羽三山とは、山形県の庄内地方(海側です)にある三つの山「月山」「羽黒山」「湯殿山」の総称のこと。
そのうちの羽黒山は、山の麓から山頂の神社まで2446段の石段が敷き詰められています。山頂までは1.7km。この石段を登って神社にお参りします。
出羽三山の言い伝え
出羽三山をめぐる旅は、古くから、死と再生をたどる「生まれかわりの旅」とされていました。
江戸時代の出羽三山詣では、羽黒山から入り、月山で死とよみがえりの修行を行い、湯殿山で再生するというルートを辿ったということで、今でも山伏の修行の場となっています。
そのうちの羽黒山は、出羽三山の中で最も村里に近いところにあり、人々の現世利益を叶える山であったことから「現在の世を表す山」と言われています。
そして、その参道は、新たに生まれ出るための産道として伝えられているのです。
羽黒山の見どころ
祓川神橋
入り口の随神門をくぐると、はじめはくだりの階段が続きます。
少しすると、水の音とともに川や滝が見えてきます。
ここから、御神域に入ります。月山が源流の神聖な川が流れていて、昔の人はここで身を清めたそうです。
五重塔(国宝)
石段をいったんくだって、少し登ると、大きな五重塔が見えてきます。
平将門の創建と伝えられていて、今のものは約600年前に再建されたもの。高さ29メートルとあって圧巻です。
ここまでは観光スポットになっているので、観光客もそれなりにいます。
いよいよ石段に突入
五重塔を過ぎると、とたんに人がいなくなります。ここからは山登り。ひたすら頂上の出羽三山神社を目指します。
頂上までは車でも行けるのですが、今回は参道(産道)を歩くことが目的なので、頑張って石段を登ります。
写真のような石段がずっと続きます。感激するくらい綺麗!
ここを登るだけで、心が洗われるようです。
まさにパワースポットですね。もちろん、子供ができることをお祈りしながら一歩ずつあるきましたよ!
山頂の出羽三山神社に到着
石段を登っている途中にあったお茶屋さんでかき氷を食べたので、約2時間ほどかけて山頂に到着。
大きな神社が迎えてくれます。
山頂には車でお詣りに来ている人がいるので、突然人が増えます。まるで現実世界に戻ってきたかのようでした。
「子授かりのお守り」をいただこう
大切なのが子授かりのお守りをいただいて帰ること。
他のお守りとは一線を画し、立派な箱に入っていただけます。ご利益も期待できそうです。
しっかり御朱印もいただきましたよ。
羽黒山の旅をさらに満喫
ここで、旅のお供をご紹介します。
おすすめ本
こちらは私が山形の旅をする前に読んでから行った本。作者が、松尾芭蕉の奥の細道をたどりながら旅をする様子を書いている本なので、現地に行くと「ここがあの○○か〜」となって面白かったですよ。もちろん芭蕉も出羽三山を訪れています。
お土産はこちら
鶴岡市の老舗のお菓子屋、木村屋さんの「古鏡」というお菓子です。
羽黒山の山頂にある「鏡池」で鏡が数百面見つかったことから、この名前が付いたという銘菓。鏡のようにパリパリな外側と、中に入っているモチモチの牛皮餅のコントラストが何とも言えず美味しかったですよ。
木村屋 「 古鏡 ( こきょう ) 」【6個入/小豆餡菓子】山形 庄内 鶴岡 お土産 おみやげ 和菓子 銘菓 羽黒山 鏡池 お取り寄せ 特産品 名産品 グルメ
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2446段の石段を登って、くだると、足もフラフラになってしまいますが、妊活のために頑張った!という達成感がすごいです。
これだけの石段を登れたんだという自信にもなりました。
ちなみに、このあとは山登りと日頃の妊活の疲れを癒すため、温泉に泊まってきましたよ。山形県は温泉がたくさんあることでも有名。美味しいご飯と温泉で至福のひとときでした。
ぜひ、羽黒山の神聖な空気を味わってみてくださいね。